アセスの3次元業務
2013年、東北の城跡の崩れた石垣の復旧工事で初めて3次元測量に触れ、
その価値を実感して以来、アセスの施工計画の基本は3次元モデルの活用です。
これにより情報共有が容易になり、無駄な工数が劇的に削減。生産性を大幅に向上させることができました。
以下の事例を通じ、私たちの3次元業務をご紹介しますので、ぜひご一読下さい。
![](https://www.aces21.co.jp/wp_7e4b/wp-content/uploads/2020/11/a563e24ec98d989e9f624280ebc8da1c-4-800x530.jpg)
地上型レーザースキャナーを用いて、現況地形を観測します。スキャナーで取得できない構造物の角(エッジラインなど)は、従来の測量器でピンポイントに観測し、より精密な現況データを取得します。
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取得した現況データには、木々やビルなどの余分なデータが含まれています。それらを非表示(トリミング)にすることで、必要な道路の舗装面のみの地形データにします。
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これまでは点の集まりで表現していましたが、3次元モデルとして加工するためには点同士を線で結び面形状にする必要があります。点が多ければ多いほど、多数の面を形成することが可能になり、より詳細な3次元現況モデルを形成することができます。
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面を形成後、サーフェスを作成します。それによって、縦横断の作図や土量の算出など、今まで複雑な計算をしていたものを容易かつ短時間で作成することができます。
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作成したサーフェス上に縦断線を指定することで、自動で線上の高さを抽出します。
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縦断線を基に任意の縮尺で縦断図を作図します。図の場合は、手前の道路の左側を始点に、右側を終点に設定して作図したものです。
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縦断図を基に、道路中心線形や道路断面を作図し計画モデルを作成していきます。
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![](https://www.aces21.co.jp/wp_7e4b/wp-content/uploads/2020/11/190349a809568e4498c1f10e891a9fc9-4-800x530.jpg)
横断面の間隔や中心線からの左右の幅を指定し、横断図を作成します。
![](https://www.aces21.co.jp/wp_7e4b/wp-content/uploads/2020/11/cccc9a46421b9f681a1fdbfe41dc12a0-3-800x530.jpg)
現況モデルと計画モデルを横断図で比較します。白線が現況道路、赤線で囲まれたものが舗装表面の計画データとなり、補修が必要な箇所が一目で判断できます。